皮下埋め込みタイプの避妊薬を海外で使い始めた患者さんが、日本の医療機関で摘出を希望した場合の対応について、興味深い記事が日経メディカル・オンラインに載っていた。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201203/523807.html
これを読んで、たしかに日本でなじみのない避妊薬をいきなり「抜いて」と患者さんに言われたら、医療者としては戸惑うのも無理ないな、と思った。でも記事にも書かれているように、手技自体はむずかしくない。
Implanon (新型はNexplanon)の挿入や摘出の手技について学びたい場合、一番いいのはメーカー主催の講習会に参加してビデオや練習キットを使って勉強することだが、これらの避妊薬が未承認の国にいる場合はそもそも講習会自体がないだろう。
いま Youtube で検索したところ、Implanon および Nexplanon の挿入や摘出を解説するビデオが複数あった。特に興味のある方は、いちどビデオをご覧になると、よりイメージがつきやすいと思う。
なお、米国内でImplanon や Nexlanon の処方・投与をするには、単に医師、NP、PAなどの資格を持っているだけではだめで、メーカーの実施する講習会への参加が義務付けられている。ややおおげさな気がしないでもないが、これはたぶん、確実に技術を伝えつつ広めたい、というメーカーの意図なんだと想像する。
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