子宮頸がんのリスクが大きいのは、
- スクリーニングを受けていない人々
- スクリーニングを受ける間隔が開いてしまっている人々
- 本来ならフォローアップが必要なのに、立ち去ってしまっている人々
ということ。
技術的なこと、アルゴリズムの使い方、そのほか細かいこといっぱい習った。けど結局上記の点を忘れては、子宮頸がん予防はできないっちゅうことだ。
アジア全般や中南米からの留学生や移民女性の間で、とくにパップスメア(子宮頸部細胞診)の認知度が低い印象がある。アメリカ人の間ではよく知られている検査だが、それでも「娘を出産して以来、10年婦人科には足が遠のいてました。」などという人もポツポツ。健康保険がなくて、こういう予防的な診察は後回しになりがち、ということもよくある。
そんなわけで、手間ひまはかかっても、やはり今まで以上に貧しいコミュニティーへの出張診察や、アジア人コミュニティーとのタイアップ事業をやっていかないかん、ということを再認識した次第。
それと、コルポスコピー&バイオプシーの限界もまなんだ。バイオプシーで異型性がなくても、あるいは軽度異型性であっても、アルゴリズムを参照して、しぶとくしつこくフォローアップしていかなければいかない理由が今になってわかった。
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