2011年4月7日木曜日

コルポスコピー研修1日目

The American Society for Colposcopy and Cervical Pathology (ASCCP) 主催の Comprehensive Colposcopy というカンファレンスのため、昨夜アトランタに来た。ずっとずっと出し続けていた希望がついに認められて、今回参加できる運びになったのだ。

コルポスコピーというのは、子宮頚部および外陰部・膣を詳細に診察するための特殊な顕微鏡で、子宮頸がんのスクリーニング検査(パップスメア)で異常があったときに主に使われる診察法のこと。

カンファレンスは素晴らしいの一言。250人くらい来ているらしい。講義してくれているのはcolposcopy の教科書を書いたり、第一線の研究をしている人たち。単にウイルス学的・組織学的な知識だけでなく、実際の場面での工夫や患者さんとのコミュニケーションについても突っ込んでくれている。

これまで、コルポスコピーを必要とする患者さんの診察は別のNPに頼まなければならなかった。前のオフィスはNP2人オフィスだったので、もう1人のNPがやってくれていた。今のオフィスは私以外にNPはいないので、別のオフィスのNPに月1-2回来てもらってコルポスコピーを実施してもらっている。ただし、患者さんに異常パップスメアの結果を伝え、コルポスコピーの必要性を話して予約をとり、また予約をすっぽかした患者さんに再予約を促したり、生検の結果を伝えるために電話したりというのは全部私の仕事だったため、これが精神的にものすごく負担だった。(細胞診、コルポ所見、生検の結果を統合し治療やフォローアップの計画を決めているのは私の指導医だが、患者さんとのコンタクトは私の役目。。。)

今日は主に正常の(normal というよりusual かつunique な)所見について学んだ。もっと早く知っていたかったということをたくさん習ってる。

参加しているのは私と同じようなNPのほか、PA、医師、研修医らである。去年カリフォルニアのカンファレンスで話をしたことのあるコロラド州のNPと再会したりもした。

カンファレンスの感動に加え、アトランタの晴天がまたすばらしい。もうツツジやハナミズキが満開。桜はとうに終わった感じ。日差しにパワーがあって、半袖でも十分。ところがカンファレンス会場は寒くて、
長袖のカーデガンの上に、ウインドブレーカーを着て寒さをしのいだ。フリースのジャケットを持ってくるんだった。

明日は7時15分講義開始なので、なるべく6時半までにはホテルを出発しようとおもう。(会場のホテルは高すぎるので、近くの違うホテルにした。)朝ごはんは会場ででる。今朝は朝ごはんとトイレの時間を計算し損ねて、それがあとあとまで響いてしまった。お腹が減ってると私だめ。

カンファレンスは日曜日まで計4日間の集中型である。この研修の後に、臨床場面でプリセプターの監督の下、定められた数のコルポスコピーを実施したのちに(うち高度異型性が何例、とか決まりがある)独り立ちする運びとなる。

2 件のコメント:

  1. はじめまして 日本の看護大学生してて、将来アメリカでNPの教育受けてみたい と考えてます 小芋さんのブログ見て感動しました 色々聞いてみたいことがあります ご迷惑でなければ時間の許せるときで構わないのでメールしても らってもよろしいでしょうか?? 返信待ってます(^^)/

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  2. 小芋さん
    COLPO!!!!!!!!!!!!!WOW!!!!!!!!!!!!!!!!!
    おめでとうございます。
    それができると患者さんへの役立ち度が天と地の違いだよね、でも訓練に時間がかかるんだよね。
    普通のPAP smearしかしない私も知ってるべきようなこと、たくさん学んでると思うから、もしもし時間があったりしたら、いくつかブログに載せてください。
    緒方さやか
    PS Kinoさん。。。。NPに興味があるのならwww.teamiryou.comを参照にしてください。

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