電話口で私個人に「ありがとう」と言ってくださるだけでも十分うれしかったのだが、組織の上層部にまで気持ちを伝えようと、時間と手間とをかけてくださった患者さんに感謝。
2012年2月16日木曜日
2012年2月12日日曜日
絶不調
週末こそ晴れてくれないとしんどい。今回は両日ともに雪であった。考え方がネガティブになりがちで、とまとまんの言うひとことひとことも逐一ネガティブに翻訳しがちである。こういうときに限って鼻血が急にでてきて白衣を汚したりして、ついてない。
身に覚えないのに私にむやみやたらに当たり散らされる とまとまんは、実にかわいそうな被害者である。
彼曰く、「小芋、絶不調やな~。」
おーみーごーとー。その言葉にちょっと笑えた。
絶不調なわりには、おかずは8種でき、これでウィークデーは一切料理しなくてよい(はず)。歌の練習はよくやったが、運動のほうは散歩40分のみ。あ、でも昨日のヨガ教室では1時間半みっちしやったし、前後も歩いたのでよしとしよう。ハーフマラソンまで3ヶ月をきってしまったが、最近ぜんぜん走れてない。雪道でも走っている人はいるので、気合の問題なんだとは思う。
あと年賀状・住所録の整理をした。お年玉切手シートが2枚あたっていた。メールのアドレス帳も情報更新につとめたが、こちらはもはや収拾不能状態。
隣のアパートの友達に借りてきた映画 Mamma Mia! は素直に楽しめた。
先週、先々週に比べるとかなり引きこもり度の高い週末だった。また次週・次々週の週末はいずれも行事or 予定ありなので、たまにはこういう非社交的で絶不調な週末もよしとしておく。
明日からまたみっちりフルスケジュールである。がんばろう。
2012年2月9日木曜日
基本的に健康な学生たち
ピッツバーグ郊外の某大学に出張。11時半すぎから4時までノンストップでむちゃくちゃ忙しかったのだが、以下の理由でいつもよりもさくさくと進んだ。
・たばこ吸っていない人が多い (だから禁煙を勧める必要がない)
・Gardasil (HPVワクチン)3回をすでに済ませていることが多い (ゆえに私が新たに勧める必要がない)
・自分が使ってみたい避妊方法についてすでに自己リサーチし尽くして、はっきりとした希望を持っていることが多い (おかげで患者さんの希望の方法にフォーカスしたカウンセリングがしやすい)
・コンドーム使用頻度100%の人が多い (「実は昨日。。」という事態が少なく、緊急避妊薬の処方がいらないことが多い)
・葉酸ないしマルチビタミンを飲んでいる人がわりと多い。(私が改めて勧める必要がない)
・既病歴・妊娠歴がなにもない人が多い。 (おかげで避妊方法選択のうえで制限が少ない)
・太ってない、運動している人が多い。
わが組織のオフィスはそこここの田舎の大学町にもあるのだが、そういうオフィスのNPたちはきっと毎日がこんな感じなのかな。(どうりで「人数」が見られるわけだ、と一人勝手に納得したくなるよ。)
ちなみに私の勤めるオフィスでは、上記とほとんど真逆の状況が珍しくない。すなわち既病歴・現病歴・妊娠歴てんこ盛り。いちいち立ち止まらないといけない。ほっとってもインターネットでいろいろ調べる大学生と違って、資料を手渡して受け取ってもそれを理解するのが難しい患者さんも少なからず。
2012年2月8日水曜日
ピルのリコール
経口避妊薬、いわゆるピルにはとてもたくさんの種類があるが、そのうち Lo Ovral という商品名のものがリコールの対象になっている。
通常は21錠のピルと7錠のプラセボの計28錠がお行儀よく並んでひとつのシートに入っているのだが、今回の問題はプラセボが7錠より多かったり少なかったり、またプラセボの入るべき場所が間違っている製品が出回ってしまったこと。
これではまじめに毎日飲んでいても、排卵抑制の効果が十分に得られず、結果として妊娠、という事態も十分考えられる。ホルモン入りのピルとプラセボは色が違うので、慣れた患者さんであれば「あれ、なんで変なところにプラセボが入っているのかな?」と気がつかなくもないが、注意を払っていなかったら、見逃してしまうだろう。
リコールの対象は Lo Ovral のすべてではなく、該当するロット番号の品(薬の有効期限でいうと2013年7月から2014年の3月)のみである。ロット番号が該当していても、そのうち上記の問題を実際に抱えているシートはごく少数であるようだが。。。
かくれた盗っ人、クラミジア
患者さんになにか説明するときに使う言葉あるいは「せりふ」のなかには、NP学生時代の指導者の話しぶりから「門前の小僧」的に学んだものもあるし、自分で試行錯誤するなかで形づいてきたものもある。
今日はCDCのウェブサイトをたまたま見ていて、
下記の表現がとても気にいった。特に気に入ったところを太字にする。
(引用ここから)
Untreated gonorrhea and chlamydia can silently steal a young woman’s chance to have her own children later in life. Each year, untreated STDs cause at least 24,000 women in the U.S. to become infertile.
(引用ここまで。)
淋菌やクラミジア感染症はこっそりと将来の妊娠のチャンスを盗むよ、とは、なんと素敵な(!?)表現だろう。これいただき。明日から使わせていただきます。
同じ内容をわたしの場合、"Chlamydia and gonorrhea infection continues even when you have no symptoms. And you may have trouble getting pregnant later in life." などと言って伝えてきた。けど上記の言い方のほうが、知らぬ間に進行する淋菌やクラミジアの特徴をたったひとつの平易な文で言い切っている。おみごと!
2012年2月3日金曜日
乳がん対策の助成金をめぐる騒動
乳がん撲滅をめざし啓蒙活動から研究費の助成まで幅広く活動している スーザン・G・コーメン財団は、3日前、 Planed Parenthood (以下PP = 米国家族計画連盟 ) への助成を止めると発表した。その理由は、助成団体決定にあたっての選択基準をこのたび改定し、それによると現在なんらかの捜査(investigation) が行われている団体には助成しないことにしたから、というものだった。(昨年秋にカリフォルニア州選出の国会議員が、家族計画連盟の活動にかんし捜査を始めていたようだ。)
しかし、本当のところは「人工妊娠中絶を実施しているPPなんかに助成をするなんてけしからぬ。」という人口妊娠反対派勢力のプレッシャーに起因した政治的な「いじめ」ではないか、と大いに勘ぐられている。
助成中止のニュースがいきわたるにつれ抗議の声が高まるなか、今日になってコーメン財団は先の中止決定を取り消すと発表した。また刑事上の捜査で有罪と確定したような問題がないかぎり、助成金に応募してきた団体を拒否することはしない、と宣言した。助成団体の決定は政治的であってはならない、と。
取り消しの発表を歓迎する人々がいる一方で、がっかりしている中絶反対派の人たちもいることが、次の記事を読むとわかる。(中絶反対派の人たちみんなではないが。)
私の働く組織もコーメン財団からの助成金によって無保険の人にマンモグラムの無料受診券を提供することができている。 PP との違いは人工妊娠中絶は行っていないこと。だからPPのような攻撃対象にはなりにくい。
PPもわが組織も、無保険やマイノリティの人など、従来の医療機関には十分手が届いていない人たちに積極的にアプローチしていっている。乳がんを撲滅すべく活動するコーメン財団も、中絶反対派の人たちも、ともに「命」を大事にするなら、文化的・社会的により不利な立場にいる女性たちのことをわすれないでサポートしてほしいと思う。
中絶反対派の人たちに対して私がしばしば不思議に思うのは、受精卵や胎児に敬意を払うがあまり、今現に生きている(もちろん受精卵や胎児も生きているが)大人の女性に対しての扱いがぞんざいな傾向があることである。
2012年2月1日水曜日
15歳かつ3歳児の母
10代で妊娠している患者さんと出会うことは珍しくない。でも先日15歳でかつ2歳の子どもを育てているAさんとの出会いは私にとって衝撃的だった。
話を聞いたとまとまん曰く、「偉いと思うで。」
まことにそうである。15歳の妊娠というだけで十分私にとって衝撃だが、それだけでなく、Aさんの場合13歳で第1子を産んで、その子を育ててきた、という事実が目の前にある。どうやってそれを成し遂げてきたのか、ソーシャルサポートは、という詳しいところは短い診察時間のなかで十分つかめなかったが、すくなくとも学校の先生はよい相談相手になってくれているようだった。
現在私のオフィスでは妊婦健診を中止しているので、次にわたしがAさんに会えるとしたら、分娩もしくは人工妊娠中絶後のこととなる。別に私のところでなくてもいいのだが、Aさんがほんとに「使える」避妊方法を選べるように避妊カウンセリングをできるかが、サポーターたる我々の大きな責任となろう。
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