診察室に入る前に、壁に立てかけてあるカルテをさっと見る。BMI 66って、何かの間違いでは? と小さい目を見開いてみたが、間違いでない。一呼吸してドアをノック。
"How are you, OOさん" とさわやかに部屋に入ったが、患者さんは開口一番に「私この手の診察は大っきらいなんです。」と宣言。「何年も婦人科の診察を避けてきたけど、妹がこの前 小芋さんの診察を受けて、『あの人よかったから姉ちゃん絶対行ってきなよ』ってしつこく言うもんだから来たんです。」と。意を決してきてくださった患者さんをがっかりさせたくない、がんばらな、と思った。
患者さんの強い恐怖感&苦痛感を和らげるべく、時間をかけて、姿勢や角度も気をつけて診察をすすめていったが、どうしても子宮頚部の端をちらりと確認するのがやっと。盲目的なパップスメアは極力避けたいが、どうしてもそうなってしまった。最近は結構患者さんとの会話を続けながらパップスメアを出来るようになってきていたが、今回は患者さんの呼吸を誘導することで精一杯。
患者さんも私もベストを尽くした。でもどうしても限界があった。太っているからしょうがない、で片付けたくないのだが。
パップスメアの結果が、"Unsatisfactory for evaluation" (診断に不適)で返ってきてしまうかもしれない。そのとき、患者さんに再検査の催促をするのは気が重いだろう。
2009年12月11日金曜日
サーバリックス、12月22日発売 in 日本
いよいよ子宮頸がんワクチン「サーバリックス」が22日に発売されると決まったそうだ。
http://www.yakuji.co.jp/entry17512.html
魚沼市が、子宮頚がんワクチンの助成を検討していると。画期的。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20091211-OYT8T00115.htm
http://www.yakuji.co.jp/entry17512.html
魚沼市が、子宮頚がんワクチンの助成を検討していると。画期的。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20091211-OYT8T00115.htm
2009年12月10日木曜日
急な通知
9月にピッツバーグのオフィスに転勤の希望を出して、すぐOKと言われたものの、正式な異動の日がぜんぜん決まらないで今まで来た。真冬の引越しだけは避けたいと思っていたが、すでに冬に突入してしまった。今日なんて、氷点下から始まって、今(夜9時過ぎ)の気温はマイナス11℃だ。風が強すぎて、雪が道の端に掃き清められたような状態のまま、ぜんぜん解けない。
異動の日がたとえまだ先になるとしても、せめて「いつごろ」という見込みだけでも知らせてくれ、と再三お願いしてきたが、なかなか埒があかなかった。そしたら今日突然、1月4日付けでピッツバーグオフィスに正式に異動とする、という知らせがきた。が、実際のところは、1月にピッツバーグで働くのは計7日間だけで、残り12日は今のオフィスなので、今月の勤務状態とたいして変わらない。(今月はピッツバーグに計6日出張) ちょっとだまされたような気分。
うちのオフィスマネジャーは、「小芋の代わりに新しく来てくれるNPが採用できるまでは、あんたはピッツバーグにやれん。」とずっと今まで言い張っていたが、結局まだ新採用のNPのあてがないままに、私の異動のほうが先に決まった。けど、上記のように、実際は両方のオフィスの勤務なので、この先2月の予定がどうなるんだか。引越しするにしてもしないにしても、長距離運転は避けられそうにない。
異動時期が正式に決まってから、ピッツバーグへの引越しを、と思っていたが、「正式」に決まっても今のオフィスでの勤務日のほうが多いなんて(少なくとも1月中は)、正直困惑。引越し先をすぐ探すべきかどうか迷う。まあでも、今のアパートの大家さんには、引っ越す1ヶ月前にはお知らせしないといけないので、ぼちぼち本腰を入れて探し始めないといけないのは確か。
H家に借りている机や椅子、自分で買ったベッドがあるので、それらをどう運ぶかも考えないといかん。アトランタからの引越しは、ほとんど全部車に積み込んで、本だけ2箱郵送(1箱紛失された。今でも悔しい。)しただけだったが、今回はそうもいかない。バンを借りて運転? それとも引越し業者かな? そこまでの荷物じゃないけど大物はひとりじゃ運べんし。
なんだか今日の日記は全体的に愚痴っぽくなってしまったけど、異動が本当に決まったのはうれしいことだから、感謝。
異動の日がたとえまだ先になるとしても、せめて「いつごろ」という見込みだけでも知らせてくれ、と再三お願いしてきたが、なかなか埒があかなかった。そしたら今日突然、1月4日付けでピッツバーグオフィスに正式に異動とする、という知らせがきた。が、実際のところは、1月にピッツバーグで働くのは計7日間だけで、残り12日は今のオフィスなので、今月の勤務状態とたいして変わらない。(今月はピッツバーグに計6日出張) ちょっとだまされたような気分。
うちのオフィスマネジャーは、「小芋の代わりに新しく来てくれるNPが採用できるまでは、あんたはピッツバーグにやれん。」とずっと今まで言い張っていたが、結局まだ新採用のNPのあてがないままに、私の異動のほうが先に決まった。けど、上記のように、実際は両方のオフィスの勤務なので、この先2月の予定がどうなるんだか。引越しするにしてもしないにしても、長距離運転は避けられそうにない。
異動時期が正式に決まってから、ピッツバーグへの引越しを、と思っていたが、「正式」に決まっても今のオフィスでの勤務日のほうが多いなんて(少なくとも1月中は)、正直困惑。引越し先をすぐ探すべきかどうか迷う。まあでも、今のアパートの大家さんには、引っ越す1ヶ月前にはお知らせしないといけないので、ぼちぼち本腰を入れて探し始めないといけないのは確か。
H家に借りている机や椅子、自分で買ったベッドがあるので、それらをどう運ぶかも考えないといかん。アトランタからの引越しは、ほとんど全部車に積み込んで、本だけ2箱郵送(1箱紛失された。今でも悔しい。)しただけだったが、今回はそうもいかない。バンを借りて運転? それとも引越し業者かな? そこまでの荷物じゃないけど大物はひとりじゃ運べんし。
なんだか今日の日記は全体的に愚痴っぽくなってしまったけど、異動が本当に決まったのはうれしいことだから、感謝。
2009年12月9日水曜日
診察よりクリスマス?
患者さんは診察に来ることよりも、クリスマスに向けての準備(買い物とか?)に忙しいのだろうか。真相はわからないが、私にとってはありがたい傾向だ。
写真は、先週ピッツバーグに行ったときに撮ったもの。クリスマスツリーの周りがアイススケートリンクになっている。朝早かったので、リンクは開放されていなかった。
2009年12月7日月曜日
初雪
今日は雪だった。私にとってはこの冬初めてみる雪。(私が週末アトランタに行っていた間に、こっちでは雪が降っていたかもしれない。)ぜんぜん積もらなかったけど、昼間はずっと降っていた。今朝は 22F(マイナス6℃)。そして、最高気温は31F だった。つまり、一日中氷点下だったということ。あちゃー。
昼休み、オフィスそばのさびれきったショッピングモール(空き店舗のほうが多い)を20分ほど歩いた。狭いモールなので、8周もぐるぐる回ると、さすがに飽きた。それでも、運動できたので、体調はよくなった。寒い外を歩くのと、モールの中を歩くのと、どっちが楽しいかはよくわからない。
昼休み、オフィスそばのさびれきったショッピングモール(空き店舗のほうが多い)を20分ほど歩いた。狭いモールなので、8周もぐるぐる回ると、さすがに飽きた。それでも、運動できたので、体調はよくなった。寒い外を歩くのと、モールの中を歩くのと、どっちが楽しいかはよくわからない。
アトランタに里帰り
Emory University Chorus と Concert Choir による、 Festival of Nine Lessons and Carols というコンサートにあわせて、金曜の夜から日曜の夕方にかけてアトランタに里帰りした。去年は自分も University Chorus の一員として歌っていた。あれから1年たったのかと思うと感慨深い。私にとって、去年のこのコンサートは、エモリーからの精神的な卒業式だった。http://blogs.yahoo.co.jp/koimokko/27382373.html
http://blogs.yahoo.co.jp/koimokko/27396614.html
友達のY美さんと、土曜日5時からの回に行くか、それとも8時の回に行くかについて、さんざん話し合った後、ついに決めかねた私たちは、両方の回に行った。(間にちゃんと腹ごしらえ) 去年私たちがやった曲も何曲かあったが、今年新たに加わった曲が多く、またそれらがバラエティーに富んでいた。どれもこれも素晴らしかった。9月からの練習でここまでの完成に持っていったDr Nelson と団員たちに拍手! 私など、最初の1曲目からすでに涙。5時の回は1階で、8時の階は2階席で聞いた。響きは2階席がさらによかった。
WHNPプログラムの友達、先生、アトランタ医療従事者の会の友達らとも今回は会えた。1年たって、お互いに報告事項がたまっているので、時間がぜんぜん足りなかった。たった2泊だったので会えなかった人も多い。また行かねばならない。
今回もY美さんのところに泊めてもらった。こちらは金曜日の晩ごはん。おいしかった~~。
2009年12月2日水曜日
日本滞在の報告
PAに戻ってきて、早くも2週間半がすぎた。
遅ればせながら、先日の日本滞在の報告を。
overview:
1. 「小芋を囲む会」東京にて
2. 産婦人科医・助産師らの学会で米国のWHNP の役割について講演
3. 母性看護学概論を取っている、大学2年生のクラスで講義
4. ビザのための面接 --- うまくいった。(最後は案外あっけなかった。)
5. 東西の家族めぐり---もっとゆっくりしたかった。。。
ではもう少し詳しく。
1, 「小芋を囲む会」
最初は6人とうかがっていたのが、なんと20人くらいの方が来てくださった。みなさん日本でNP/PA制度の導入やチーム医療の促進に力を注いでいる方々。NPプログラムを立ち上げた大学の先生、NP/PA制度を応援している医師、シンクタンクの方、メディアの方など普段なかなかお目にかかれない方との出会いはとても刺激的だった。
学会用のパワーポイントをぐっと短く作り直したものを、会場の居酒屋さんの壁に映しながらしゃべった。NPならではの役割やよさを 一番に出して話をしたほうがいい、とコメントいただいた。(その後この点を考慮して、スライドを結構変えた。WHNPならではの役割・活動・メリットが十分表現できるようにと。)
みなさん、NP一年生(そろそろ2年生か)の話を熱心に聴いてくれた。後述の学会との大きな違いは、参加者の関心が、「さてこれからの日本の医療を自分たちはどうして行きたいか、行くべきか」にあることのように思った。これだけの人が、NPについて超まじめに熱心に考えて、かつ動いてくださるのを知って、とても心強い思いだった。
2. 学会
聴衆は主に産婦人科医、助産師、看護師、医学科と看護学科の学生ーー230人くらい。
反応ーー地方都市の土地柄から考えるに、反発や抵抗を受けるかと予想していたが、意外にも好意的。興味を持ってくれた人は多い印象ーーでもどちらかというと「遠い世界のこと」としてみている感じ。懇親会では、看護学生や医学生とざっくばらんに話せたのがすごくよかった。
3. 大学
母性看護学概論を学んでいる2年生を前にした講義。先生から、WHNPのことだけでなく、留学にいたったきっかけや、人との出会い、今の学生へのメッセージなどを言ってほしい、というリクエストだった。実際行ってみると、学長・副学長はじめ、ほかの講座の先生や、関西のほかの大学の先生たちも来られていてびっくり。うわぉ。
学生さんからの質問は、「えーと、ご主人さんは一緒にアメリカにいるんですか?」のひとつだけで、とてもおとなしかった。(先生がたからは、すでにNP制度を知っている方らしい質問も。)ところが学生さんから頂いた感想文を読むと、いろいろなコメントや質問が書かれていて、とてもジンとした。よく考えている。「遠距離夫婦頑張ってください。」というエールには涙。。
単純にアメリカはすごい、進んでいる、というような感想もあって、これは反省点だ。。。日本の医療のほうが優れている部分もいっぱいあるのに。感想文をもらいっぱなしではいかん、と思い、お返事を書いた。先生に添付ファイルで送ったら、授業で配布してくださると言って下さった。
4.ビザ
書類の手続きとか、TOEFL (VisaScreenのため)とか、弁護士とのもどかしいやりとりとか、準備にはいろいろあったが、最後の手続きはスムーズすぎるくらいスムーズにいった。ほっ。
5.家族
すごく楽しかったけど、休みが短すぎた。就職1年目の私には使える有給休暇だけじゃ帰国には足りなくて、無給(いや減給)休暇を4日足して、計16日(土日を目いっぱい使って)の旅程だった。長いと思う? 水戸、東京、高松、徳島、大阪・神戸を2週間で回りきるのは 大変だと予想してたけど、実際やってもやっぱり結構大変なことで、どこに行っても後ろ髪を引かれる思いだった。けど、せっかく日本に帰って、家族に会わないのはとてももったいないので、どうしても欲張りにまわってしまう。けど、とまとまんはその間お留守番になるので、とまとまんと過ごす日が少なくなってしまい、これも切ないことであった。けど家族が日本東西に両方いるから、どうしても移動は避けられない~ 2週間でなせる最大限のことはした、と自分に言い聞かせるしかない。
とりあえず、駆け足でのご報告。
遅ればせながら、先日の日本滞在の報告を。
overview:
1. 「小芋を囲む会」東京にて
2. 産婦人科医・助産師らの学会で米国のWHNP の役割について講演
3. 母性看護学概論を取っている、大学2年生のクラスで講義
4. ビザのための面接 --- うまくいった。(最後は案外あっけなかった。)
5. 東西の家族めぐり---もっとゆっくりしたかった。。。
ではもう少し詳しく。
1, 「小芋を囲む会」
最初は6人とうかがっていたのが、なんと20人くらいの方が来てくださった。みなさん日本でNP/PA制度の導入やチーム医療の促進に力を注いでいる方々。NPプログラムを立ち上げた大学の先生、NP/PA制度を応援している医師、シンクタンクの方、メディアの方など普段なかなかお目にかかれない方との出会いはとても刺激的だった。
学会用のパワーポイントをぐっと短く作り直したものを、会場の居酒屋さんの壁に映しながらしゃべった。NPならではの役割やよさを 一番に出して話をしたほうがいい、とコメントいただいた。(その後この点を考慮して、スライドを結構変えた。WHNPならではの役割・活動・メリットが十分表現できるようにと。)
みなさん、NP一年生(そろそろ2年生か)の話を熱心に聴いてくれた。後述の学会との大きな違いは、参加者の関心が、「さてこれからの日本の医療を自分たちはどうして行きたいか、行くべきか」にあることのように思った。これだけの人が、NPについて超まじめに熱心に考えて、かつ動いてくださるのを知って、とても心強い思いだった。
2. 学会
聴衆は主に産婦人科医、助産師、看護師、医学科と看護学科の学生ーー230人くらい。
反応ーー地方都市の土地柄から考えるに、反発や抵抗を受けるかと予想していたが、意外にも好意的。興味を持ってくれた人は多い印象ーーでもどちらかというと「遠い世界のこと」としてみている感じ。懇親会では、看護学生や医学生とざっくばらんに話せたのがすごくよかった。
3. 大学
母性看護学概論を学んでいる2年生を前にした講義。先生から、WHNPのことだけでなく、留学にいたったきっかけや、人との出会い、今の学生へのメッセージなどを言ってほしい、というリクエストだった。実際行ってみると、学長・副学長はじめ、ほかの講座の先生や、関西のほかの大学の先生たちも来られていてびっくり。うわぉ。
学生さんからの質問は、「えーと、ご主人さんは一緒にアメリカにいるんですか?」のひとつだけで、とてもおとなしかった。(先生がたからは、すでにNP制度を知っている方らしい質問も。)ところが学生さんから頂いた感想文を読むと、いろいろなコメントや質問が書かれていて、とてもジンとした。よく考えている。「遠距離夫婦頑張ってください。」というエールには涙。。
単純にアメリカはすごい、進んでいる、というような感想もあって、これは反省点だ。。。日本の医療のほうが優れている部分もいっぱいあるのに。感想文をもらいっぱなしではいかん、と思い、お返事を書いた。先生に添付ファイルで送ったら、授業で配布してくださると言って下さった。
4.ビザ
書類の手続きとか、TOEFL (VisaScreenのため)とか、弁護士とのもどかしいやりとりとか、準備にはいろいろあったが、最後の手続きはスムーズすぎるくらいスムーズにいった。ほっ。
5.家族
すごく楽しかったけど、休みが短すぎた。就職1年目の私には使える有給休暇だけじゃ帰国には足りなくて、無給(いや減給)休暇を4日足して、計16日(土日を目いっぱい使って)の旅程だった。長いと思う? 水戸、東京、高松、徳島、大阪・神戸を2週間で回りきるのは 大変だと予想してたけど、実際やってもやっぱり結構大変なことで、どこに行っても後ろ髪を引かれる思いだった。けど、せっかく日本に帰って、家族に会わないのはとてももったいないので、どうしても欲張りにまわってしまう。けど、とまとまんはその間お留守番になるので、とまとまんと過ごす日が少なくなってしまい、これも切ないことであった。けど家族が日本東西に両方いるから、どうしても移動は避けられない~ 2週間でなせる最大限のことはした、と自分に言い聞かせるしかない。
とりあえず、駆け足でのご報告。
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