2012年11月14日水曜日

Count your blessings

商店街の店先に七面鳥の飾りが置いてあった。首が左右に動くので興味を持って近づいてみると、首元に "Count Your Blessings" と書いた札がぶら下がっていた。

Count your blessings とは、「恵みを数え上げる」というのが文字通りの意味だが、日本語的に言うなら「恵みに感謝する」といったほうがしっくりくるか。いずれにしてもいい言葉だ。

「さいならー」という代わりに、"Have a good Thanksgiving." という声が聞かれる時期になった。来週の木曜日が感謝祭の祝日だ。

今日は本当に久しぶりに明るいうちに家に帰れた。大いに感謝。

2012年11月13日火曜日

冬のモーニングコール

3月の第2日曜日に始まった Daylight Saving Time、いわゆる夏時間が11月の最初の日曜日に終わった。アメリカ東部時間と日本との時差は、ただいま14時間。

冬はただでさえ日が短いので早く帰りたいが、時差のことを考えると、なおさらである。というのも、とまとまんのモーニングコールを朝7時にしようと思うと、夏の間は18時にかければいいのだが、冬時間になると、17時にかけることになる。17時に間に合わすのは現状ではかなり厳しい。オフィスを出るのが19時を過ぎた日もあり。。

今日は出張先のオフィスを出たのが17時半。途中渋滞にあって、家に着いたのは18時20分。とまとまんはもう出勤した後であった。残念。

とまとまんが昼休みに時間を作れたときは、そのときちょっとだけ話せる。その頃私はもう寝る時間。

朝(とまとまんの夜)話せるかどうかは、とまとまんの帰宅時間次第である。

すごくうまくいって1日3回話せる日もあるが、どちらか(or 双方)の残業いかんでは会話の頻度が減ってしまう。でもありがたいことに、冬時間は1年のうち4ヶ月だけ。残り8ヶ月が夏時間でまだよかった。

2012年11月11日日曜日

Meaningful Use で得をするのはだれ?

全くの私見だが、私の個人的体験と観察からいうに、Meaningful Use は患者さんのためというより、よっぽど金のためになっている。

患者さんの待ち時間は長くなり、スタッフの仕事量とストレスは増し、労働時間は延長。

誰が得しているのかというと、電子カルテを導入した組織の経営側(政府からご褒美のお金をもらえる)と、電子カルテのシステムを売っている会社たちだ。

NP友達から電子カルテを使って3−4ヶ月ないしは半年で慣れたよ、という声をしばしば聞くが、私が使っているシステムに関して言うと、どんなにやってもやはり1カルテ15分前後かかる。(全身全霊の集中力でも。)ほとんど文章を打たず、クリックすべき項目をカチカチやっているだけでもそんなかんじ。

依然、予約が15分に1人ずつ入っているので、首が絞まる。ドタキャンと無断欠席をする患者さんを見越したオーバーブッキングとはいえ、一方でMeaningful Use の基準を目指せと言い、もう一方で患者数を落とすな、というのは無理である。

ある知人NP は、「電子カルテになってから、私は患者さんにとても意地悪になっちゃった。」と言った。気持ちはとてもわかる。

とある別のオフィスのメディカルアシスタントは私に言った。「小芋、あんたもっと意地悪にならなきゃ。」 ん? それは本末転倒では? 

そもそも医療の質を上げるための電子カルテでなかったか? 患者さんに適切な質問を投げかけず、患者さんの話を聞かず、ただ Meaningful Use のチェックリストの項目を満たすカルテ作成を目的に働くの? それって、誤診につながりますけど?

サバイバルという点で言うなら、意地悪モードで割り切って働ける人はいいが、自分にはできない。でもその分シワ寄せを自分に与えてしまうので、それもまたよくない。

2012年11月10日土曜日

桜の植樹会

ピッツバーグ桜プロジェクトの植樹会に参加してきた。とっても楽しめた。

まず第1に天気。久々の晴天。

第2に土いじり。いつもとは全く違う五官への刺激。

第3に人との出会い。作業しながら、初めて会う人といろいろ話できる。日本人もアメリカ人も交ざって活動。作業終了後、皆でカップ麺を食べた。帰りは中国、日本、アメリカ出身の大学生3人を車に乗せて帰った。これがまた出会い。

North Park に植えてきた桜もだいぶ数が増えた。
こちらが今回の植樹会のチラシ。

2012年11月9日金曜日

Meaningful Use とは

Meaningful Use とは、という記事を書きたいと思いながら、書けていなかった。簡単に書けるところから書いてみる。(間違いがあったらご指摘ください。)

政府は医療現場にITを整備し、医療の質を向上させたいと考えている。(少なくとも建前は。)その一環で、公的医療保険Medicare やMedicaid の患者さんを診療している医療機関に電子カルテの導入を推進すべく、政府はアメとムチの政策を実行している。

まず、アメだが、電子カルテのmeaningful use (有意義な使用)を実践した医療機関は、ご褒美(ボーナス)がもらえる。去年ないし今年中に実践できた場合は、最大額のボーナスだが、来年、再来年と導入が後れるごとに、ご褒美の額は減って行く。ちなみにこのボーナス額であるが、provider (医師・NP・PAなど)一人につきMedicaidから年額44,000ドル x 5年間、Medicare から63,750ドル x 6年間という多額である。つまり、これだけお金あげるから、そのお金でシステムを買ってがんばりなさいということである。ちなみに、これらご褒美は、私の懐には一切来ず、組織に入る。

次にムチだが、2015年までに電子カルテを導入しないあるいはmeaningful use を実践できなかった医療機関には、ペナルティーが科される。(診察代が減額される。)

で、なにが具体的にmeaningful use に相当するかというと、それには長いリストがある。分かりやすいところでは、電子処方箋を使うこと、とか、患者さんの喫煙の有無を記録していること、とか、バイタルサインが記録してあること、など。

このリストにはいわば必ず達成しなければならない必修科目と選択科目があり、それぞれの科目について全体の何割以上の患者さんのカルテで条件をみたしていないといけないという合格基準がある。(例;処方箋の何割が電子的に処理された、とか)

で、例えば今年ご褒美をもらいたかったら、今年中のある連続した3ヶ月間における必修科目と選択科目の総合成績表を提出しないといけない。つまり、その3ヶ月に診察したすべての患者さんの全カルテの出来の総成績である。だから今日だけがんばってもだめで、3ヶ月継続してぬかりないカルテを書き続けなければならない。(というか、カルテにぬかり合ってはまずいが。)

2012年11月8日木曜日

オバマ政権の続投

女性の健康に関わる仕事についている私にとっては、ひとまずほっとするところ。

日米の高校生による絆プロジェクト

ピッツバーグ市内の高校と茨城県日立市の高校の生徒たちが、彼らの交流プログラムの報告会を開いてくれた。このプログラムは「キズナ強化プロジェクト」と呼ばれ、アジア太平洋・北米地域から若者を日本に10日ほど招きし、また日本の震災被災地の若者を世界に派遣する事業だそうだ。

 詳しくはこちら
http://sv2.jice.org/kizuna/e/what/about/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/kizuna_project.html

ピッツバーグの生徒20数人は夏に日本を訪問していて、日立の生徒24人がいまピッツバーグを訪れている。滞在中は、それぞれホストファミリーのところに宿泊。

ピッツバーグの生徒さんたちは日本滞在中に、茨城県知事、港の漁師さんらとも会ってきたとのこと。またボランティア活動として、街に花を植えていた。

日立の生徒さんたちは主に震災とその後の様子を発表してくれた。私はもともと茨城県の出身なので、日立の震災の写真を見るのはとても辛かった。とくに、崩れ落ちた体育館の写真。北茨城市の五浦六角堂が津波で流されて跡形もなくなり、でもその後寄付で再建されたとの報告も。

ピッツバーグの和太鼓グループの演奏がとてもすばらしかった。日米協会のスタッフによる、ゆかた着付けコーナーもにぎわっていた。(ゆかたの生地の質がとてもよく、感心した。)

高校生同士の交流は、体験する本人にとってはもちろん、その周りの家族、友達、そして今日の私のように報告を聞くだけの立場の「街の人」にとっても、ものすごくインパクトがある。というか、私も16年前は、ミシガン州に行った交換留学生であった。国家防衛費のほんの一部でも高校生交流事業に回して、今以上に交流事業を活発にしたら、戦争はなくなるとかなり真剣に思う。