2010年12月9日木曜日

言葉の壁

今日はスペイン語を母国語とする患者さんとの会話に苦労した。といっても通訳の人がいたので、一番大変だったのは通訳の人なんだけど。通訳を介して話すときは、簡潔な言葉でひとまとまりが長くなりすぎないように話さないといけないのが難しい。

私がせめて患者さんの言っていることがすこし聞き取れるくらいにスペイン語能力があればいいのだが、たまにぽろっと単語がわかる程度でしかない。

患者さんー通訳ー私ー通訳ー患者さんー通訳・・・というようにいちいち通訳さんを挟まないとならないので、おそろしく時間がかかってしまう。

今日みたいなことがあると、スペイン語はやっぱりやらんといかん、と思う。何ヶ国語もしゃべるのは無理でも、スペイン語はニーズが高い言語だけに。今までスペイン語なしでいけてしまったのがラッキーだったというかむしろ不思議。母国語がスペイン語でも英語が達者な患者さんに恵まれてきていた。

言葉の壁に加えて、「婦人科検診自体が初めて」かつ「コンドームを使ったことない」かつ「他の避妊方法も使ったことないしあまり知らない」という状況だった。いろんな意味でハイリスク。こういう方にこそ「よくいらっしゃいました!ここは安心して相談できるところですよ!」というメッセージを心の底から送らないといけない。

2 件のコメント:

  1. お~心意気が伺えて、そこへ通っている患者さんはなんて幸せなんだ!なんて思いました。

    言葉の壁高いですよね。私も先日スペイン語しか話さない人と電話でやり取りしなければならず、間に通訳も入れれず、四苦八苦しました。

    アメリカはやはりスペイン語を話す人が多いですか、私の住んでいるBC州は中国語。
    何でもアジア言語とヨーロピアン言語を習得することができる人はそこから何カ国でも簡単に増やせるよ、と法廷で11言語の通訳をしている人に言われ、挑戦してみればなんてそそのかされて、真剣に第3ヶ国語で何か学ぼうかと考えたことがありました。考えどまりでしたが。上の子がフランス語の学校に行っていて、始めたころ宿題を手伝えるようにフランス語を学ぼうか、なんてことも思ったけれど、これも思いとどまり。中米にパリアティブの普及をしに定期的に行っている医師に誘われて、スペイン語を学ぼうかとも思ったけれど、それも家族を置いて行けるわけないし、と断念。縁がないのか、やる気がないのか、でも小芋さん、すばらしい~小芋さんならいけるかも~

    それでは、

    難しいものです。

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  2. Missy さん、

    電話でスペイン語でやりとりされたとはすごい! 日本語でだって電話でのやり取りはしばしば大変です。
    11言語の通訳の存在にはたまげます。

    勉強するぞ!と書いてみたものの、道のりは長いな~~~

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