2008年12月31日水曜日

ナースプラクティショナーとは?

【ナースプラクティショナーとは?】
米国におけるNurse Practitioner(以下、NP)は、看護師がさらに教育(主に修士課程)を受けて得られる資格で、自ら患者さんの診察を行い、必要があれば検査をオーダーし、診断に基づいた治療(一定範囲の薬の処方も)を行うことができます。手術やより専門的な治療が必要な場合は、専門医への紹介状を書いて引き継ぎます。NPの守備範囲は、それぞれの専門分野(小児、成人、老年、救急など)における急性期から慢性期の疾患の管理、健康教育、各種相談など多岐にわたりますが、とりわけヘルスプロモーションと疾病の予防を得意とする看護職です。

【ウィメンズヘルス・ナースプラクティショナー(WHNP)とは?】
主に思春期以降の女性の健康を支えるのが、WHNPの仕事です。具体的には、患者さんと家族の病歴の聴取、フィジカルイグザム、妊娠前の相談、妊婦健診、産後健診、不妊・避妊の相談、ピルの処方、IUD の挿入、更年期前後の相談、ホルモン補充療法の検討、子宮頸がんの検査や、性感染症の治療などです。尿路感染、上気道感染などの急性疾患、また高血圧などの慢性疾患の症状でみえる患者さんもあります。働く場所によって、プライマリケア・産科・婦人科の割合は変わってきますが、地方に行くほど医師不足を埋める担い手として、よりプライマリケアの仕事の割合が増えます。

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