2016年9月6日火曜日

もと患者さんに全く挨拶できなかったこと

前職(大学)の2015-2016年のシーズンを終えて、夏休みに入ったとき、子芋は職場のメールアカウントに自動返信メールを設定した。「ただいまout of office です。8月XX日に戻ります。」という旨を書いて。留守電も同様に設定していた。

子芋が使う診察室が2つあったのだが、その両方を新シーズンのために完璧に整えて、よく使う資料なども今まで以上に使いやすく整理して並べたりしていた。(そのくらい、転職はまったく考えていなかった。)

夏休み中に急に次の職に移ることに決めたため、よく出会う患者さんにすら、退職のお知らせを伝える機会がなかった。仕方ないことだが、残念に思う。夏も働いている同僚には直接あいさつし、夏休み中のスタッフにはメールを書いたが、患者さんにはあいさつする機会が全くない。

診察室に完璧に整えておいた資料のストックのほうは、子芋がカギを返しに行った日よりも前に、同僚たちがすでに自分のものとして使っていた。一つ、とても愛用していた資料で、ラミネートして使っていたものは返してもらおうかとと思ったが、なんとなく言い出せなくて、そのまま使ってもらうことにした。

ところが、新しい職場に行ったら、子芋が使っていたの同じように、まったく同じ資料がラミネートされてクリニックのあっちにもこっちにも置いてあった。だから持ってくる必要は全くなかった。


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