体験者に話を聞く機会があれば手っ取り早いですが、これには注意が必要です。
- 個人的な体験がどこまで普遍的なものなのかはわからない。たとえ同じ国、同じ職業のひとであっても、各自の体験・意見は様々。
- 制度・事情・情報は常に変わっているので、体験者の話す内容は古すぎるかもしれない。
- 安易に人の情報を鵜呑みにしていると、「情報収集、集めた情報の吟味、それに基づく行動、その結果に基づく方向修正」、というサバイバル術(海外生活、留学生活にはともに必須)がともすると身につかないかもしれない
- 漠然とした質問には、体験者も答えようがない
ですので、まずは自分でできるところまで調べてみる、という姿勢がお勧めです。そうすると、何が明らかになって、何がわからないのか、自分自身がわかるようになりますので、体験者に質問する機会が、より有意義なものになります。
面倒な作業だということは、体験上、子芋も心得ていますが、やって損になることはありません。もし、途中で興味が失せたり、匙をなげたとしたら、それもよし、です。留学や外国での生活は、基本的に七面倒くさいことが常なので、便利で快適な日本にいたほうが、ずっとスムーズな人生かもしれません。
さて、
興味はあるけど、どこから始めてよいかわからん、という方の最初の情報集めとしては、ある程度情報をまとめてくれている書籍がよいスタートになると思います。
子芋がお世話になったことがあるのは、
日米教育委員会の出版している『アメリカ留学公式ハンドブック』、
http://www.fulbright.jp/study/service/index.html#book
日米医学医療交流財団が出版しているパスポートシリーズ
http://www.janamef.jp/books/
これらの団体は、ウェブサイトにそのほかの情報も載せていますし、セミナーなどもちょくちょく開催しているので、それらも役立つと思います。日米教育委員会の主催した、留学前のオリエンテーションのような会(すでに留学が決まっている人対象)に参加したことがありますが、よかったです。
他の国も、大使館のウェブサイトなどをみると、同様の教育・留学に関する情報へのリンクがあると思います。
中公新書の『アメリカの大学院で成功する方法ー留学準備から就職まで』は、2016年の今としては情報が古いところもあるでしょうが、いまだに変わらないところもおそらくあるので、参考にはなるでしょう。今手元にないので、覚えている範囲で書いています。
同様に、南山堂の『アメリカ看護留学への道』も古い本ですが、情報収集のひとつとしては、とても参考になると思います。
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