2026年8月2日日曜日

ボーナス作戦

 ふと気が付くと2年半以上もブログを書いていませんでした。エモリー留学時代にYahoo Blogに書いていたブログが消えてしまって久しいですが、このブログも同じ運命になると残念なので、ぼちぼちまた書いていきたいと思います。


早いもので、現職(NPとして3番目の仕事)についてから、来週で丸10年になります。最初は半日6人、一日12人の診察が最多でした。初診も再診も30分。その中でIUDやインプラントの処置もみんなやります。(でももちろん、内容によっては、押せ押せになります)


その後次第に半日7人、1日計14人。

さらに数年前には半日8人、1日計16人、まで増えました。

人数が増えると、大変なのは、診察真っ最中のときだけでなくて、後から戻ってくる検査結果や、患者さん・家族からの質問メッセージも増えることです。だから診察してない時間帯もどんどん忙しくなります。


今度は半日9人、とまでは言わないものの、1年間の目標値を達成したらボーナスが出ます、という号令がかかりました。ちなみにゴールに達せなくてもペナルティはないもよう。こういう号令の重みを日々感じるのも疲れるし、ゴールが課されなくったって日々十分頑張っているので、はっきり言って、こういうゴールの話を聞くだけでも負担感を覚えます。ボーナスがもらえなくたってなんだ、気にしないぞ、と思っても、ノイズはやはり聞こえてくるのが悔しい。


これ以上、予約枠を増やすのは私にとって現実的でないので、(中にはダブルブッキングをわざと入れるという策をとる人もいるようですが)、予約枠以外で対応している患者さんのトラブルシューティングを電話で済ます代わりに、なるべく正規のビデオ受診にして「見える可」する、というのが、フェアな方法です。


あとは、繰り返し無断欠席、あるいは直前のドタキャンをしている患者さんへの対応をどうするかですが、これに関しては私の方で頑張れることはありません。ドタキャンが出たときに、ウェイティングリストの患者さんに順番に電話がかかっていくシステムがあると、とても有効だと思います。


それから、前回の受診から1年以上たっても、受診しないで薬のリフィルだけ希望してくる患者さんに、毅然と再診のお願いをする、というのもとても重要。特にこの時期は、大学に入学、進級する患者さんたちが、各地の大学に散っていく時なので、そういうときでも、1か月分だけのリフィルを延長して、残りは診察が済んでから、という姿勢を示します。かかりつけ医で年1回のWell Visitを受けていて、最新の血圧や体重などの状況がわかれば、ビデオ診察で十分対応できることも多いです。前回の受診以降、ほかに飲んでいる薬が変わったり、新しい病気にかかったりして、そのまま漫然と同じ薬を継続してはいけない場面もよくあります。なので、そういう意味でも、薬の「おかわり」を患者さんの希望するままに1年すぎてもオーダーするのは、よろしくありません。


なのでみなさん、「なんでリフィルくれないの」と言わず、少なくとも1年に一回は再受診がいるんだ、とご理解くださいね。オリジナル処方箋にどんなにたくさんリフィルをくっつけて処方しても、1年後にはすべて無効になります。








2024年5月7日火曜日

つかみどころのない学生への対応

 大体年に数人のNP学生のプリセプター(臨床指導者)を勤めている。ときには同じセメスターの前半と後半に1人ずつ、ということもあるけれど、とまとまんとの生活を良好に保つためには、1セメスターに1人に限っておいたほうがよい。

年齢の差、属するジェネレーションの差、性格のちがい、いろいろあるけども、小芋がとても助かるのは、

  • 分かっていること、いないことをざっくばらんに言ってくれる学生
  • 何が怖いか、不安か、教えてくれる学生
  • やったことある、ないをはっきり言ってくれる学生

逆に、思っていること感じていることをシェアするのを控える学生、不安や恐怖をまったく表情に出さない学生、はとても難しいと感じる。知らないこと・できないことがあって当然なので、知らなくてもできなくても「もともと」なのだが、何がカンファタブルで、なにがカンファタブルじゃないかが見えないと、サポートのとっかかりを探すのにとても苦労する。

カルテの記載をみて、あー、ここ分かってたんだな、とか、ここ分かってなさそう、と読み取れることもある一方、学生によっては、カルテの記載を見てもなお、小芋は今ひとつ学生の理解度を把握しかねることも。。。

患者さんの前では、大いに自信を持った姿で臨んでくれてOK。でも、舞台裏でディスカッションしているときには、プリセプターと腹を割って話してほしい。と、学生に直接言っただけで、学生が変わるんだったらどんなに楽か。

実際はそういかないので、プログラムの先生にコンタクトして、

「えーと、今回のAさんと話していて、どうも私うまくサポートできてない感じがするんですけど、授業や他の実習ではどうでしたか」と聞いてみたり、

別の実習先のプリセプターに電話して、どうしてますか?と尋ねたり。

中間評価、学期末評価まで待たず、随時なんかうまく行ってないぞ、と思った時点で先生にコンタクトしてアドバイスを求めるのが得策のよう。


2024年1月23日火曜日

看護師役を意識して母と話す

 世の中には、母・子の関係がすこぶる良くて、お互いにベストフレンドと思っている人もいるようだ。ベストフレンドとまでいかぬとも、大人になってからも、ことあるごとに母親にいろいろと愚痴を聞いてもらったり、助言や癒やしを求める人も少なくないと思う。


私と母は、顔こそとても似ているが(誰か1人くらい、私が父に似ていると言ってくれないものかね〜)、性格がまるで違う。子どものときは、その日その日の出来事を逐一報告していたように思うが、成人してからは、シェアしても今ひとつ関心がないように感じ、あるいは単に心配をかけているだけに思え、まめにいろいろ報告するのは止めた。


父の病気中、そして亡くなったあともしばらくは毎日電話もしくはSkypeで話していた。が、徐々にスペースを開けて、週1−2回まで減らした。open-ended questions で母の興味のありそうなことや、時事や天気など、会話を広げようといろいろ努力するが、広がらない。母はそもそもこちらのことに関心はないから、自分の近況を多少話したところで会話は続かない。


母本人の元々の性格に加えて、加齢による影響で、年々会話はますます低迷してきた。それでも義務感から電話する。最近は、子としてではなく、看護師としての自分を意識して母と話すようになって、自分の気分はいささか良くなった。


看護師としての自分を意識して母親と話す、という技は、同僚の看護師から教わった。ここで言う看護師、というのは別に看護師の技術面というよりは、プロフェッショナルとしての心構えみたいなものだと思う。子としてだとイチイチ瞬間的に腹立ったり、悲しくなったりすることも、看護師としての自分が患者さん(母)と話していると、イチイチ凹むことが少なく、わ続かない会話にも案外耐えられる。


別の友人(クレーン操縦士)は、父親(同じくクレーン操縦士)と話すとき、息子として向き合うんでなく、クレーン操縦士同士として向き合うと喧嘩しない、と言っていた。似た状況だと思う。


ちなみに、私と母は喧嘩しているわけじゃないんだが、重い沈黙と、「帰ってきてください(永久に)」というリクエスト、「私と母さんは人生でいろいろと違う選択をしてきました」という事実・現実、がある。母は母の両親の希望したとおりに、彼らの近くに住んで、高齢になってからは同居して、介護して、旅立ちを見送った。今度は自分の番のハズなのに!と思うのも無理はない。




2024年1月22日月曜日

同僚の旅立ち

80歳代まで仕事をしていた同僚のGさんが亡くなった、とのEmailが入った。 Gさんが退職してからまだ1年ちょっとしかたっていない。生涯現役の方であった。 事務の仕事というのはとてもストレスが高いと見えて、スタッフの入れ替わりが珍しくないなか、 Gさんはいつもニコニコしていて、肩の力が抜けていて、挨拶を交わすだけでも なんだかこちらはリラックスするのだった。 電話口でGさんと話す機会があった患者さんや患者さんの家族も、Gさんの落ち着いて柔らかな話しぶりに どんなにか心が楽になったことと思う。 そして、電子カルテのシステムが変わったり、いろいろと技術面で普通の人がサジを投げそうになる 変化が訪れても(たとえ若くても)、Gさんはひょいひょいと新しいことを次々と覚えるのだった。 元気だから仕事が80歳代まで続けられたとも言えるし、仕事してたから元気が続いた面もあったかと思う。 昨秋にGさん宅を訪ねたのが最後に会う機会だった。 Gさん、本当にお世話になりました。いろいろと愚痴を聞いてくださり、ありがとうございました。

2023年6月29日木曜日

DIY空気清浄機

普段でさえ、ピッツバーグの空気の質は自慢できるものではないけれど、このところカナダの大規模な山火事の影響もあって、大気汚染が目に見えるほどになると、ことの深刻さを感じる。

以前、ROCISという地元グループの屋内・屋外の空気モニタリングのプロジェクトに参加した時に、空気清浄機を安く作る方法を習った。

20x20 インチの四角い扇風機が大体20-30ドル前後。20x20x4インチのMERVフィルター(厚さ4インチの分厚いものがよい)も大体30-40ドル前後。そしてこれら2つをダクトテープでぐるっと巻けば完成。

手順としては、こちらのウェブサイトが参考になる。
https://www.haywardscore.com/articles/boxfan/
見かけはいまいちかもしれないけれど、性能としては、何百ドルもする空気清浄機にも負けないらしい。
https://www.cbc.ca/news/business/portable-air-purifier-tests-marketplace-1.5900782

窓を閉めていても、大気汚染の影響が室内にも結構及ぶのだ、ということも、先のROCISのモニタリングプロジェクトで学んだ。モニターする機械を借りて(無料)、3-4週間屋内外を測定し、また大気汚染のことについていろいろ学ぶウェビナー(これらも無料)に参加するのは面白かった。興味のある方は、モニタリングへの参加をおすすめする。
https://rocis.org/low-cost-monitoring-project/

2023年6月18日日曜日

MMRワクチンについての相談を受けて

 職業柄、友人知人から医療に関する相談を受けることがよくある。でも、患者ー医療者関係の成立していない間柄での相談というのは、下手すると仕事の時以上に緊張する。というのも、その方の背景、例えば過去・現在の病気、使用中の薬、家族歴、そういったバックグラウンド情報なしに、ご本人が提示した情報のみでいわば判断が求められるから。これはとても危険。

どんなに気を付けているつもりでも、超重要な情報をご本人は伝えてくれていないかもしれないし、良かれと思って申し上げた一般的情報がその方にはまったく不適切ということもあるわけ。

なので、診察室外での個人的医療相談は一切お断り、とするのも一つの手だとは思う。しかしながら、ナースプラクティショナー、あるいは看護師だと思うと、人と言うのは、いろいろと聞いてみたくなるもんだ、というのもわかる。とはいえ、自分の発言がその相手のみならず、また別の人に伝搬、ときには間違って伝わっていく危険性なんかもある。

先日受けたMMRワクチン(麻疹、おたふく風邪、水痘の3種混合ワクチン)に関する質問に関しては、次のように答えてみた。今でもこれが良かったかどうかは、自分でまた結論がでていない。


どんなに気を付けて書いても、個人個人の皆様には不適切な情報になる場合がございます。この限界をよくご理解の上、参考までにお読みください。もしこれをお読みになった方が私の書いたことを丸呑みして、たとえ不都合が生じましても、各々のみなさまの健康状態を存じ上げない私としましては責任をとれません。ご質問はご自身のPCP(かかりつけ医)にぜひお願いいたします。

麻疹単独のワクチンは現在米国には存在しません。https://www.cdc.gov/vaccines/vpd/vaccines-list.html
MMRは成人が受けても問題ありません。ただし、MMRは生ワクチンですので、ご妊娠中の方や、免疫不全の方には不適切です。また、これから妊娠を希望されている方にとって、ご自身のためのみならず赤ちゃんのためにもMMRの免疫があることは非常に重要ですが、ワクチンを受けた時にうっかり妊娠しているとよろしくないですので、月経周期のどのタイミングでワクチンを受けるかなど、詳細はPCPや薬剤師にご相談ください。また、ワクチン接種後少なくとも4週間は妊娠を避ける必要があります。2回接種する場合は1回目と2回目を4週間空けないといけませんので、合計で少なくとも8週間の避妊が必要となります。
また、MMRV (麻疹、おたふく風邪、風疹、水痘)の4種混合は2歳から12歳までのみが対象ですので、大人には不適切です。

1回接種でもかなり免疫は期待できるのですが、2回接種したほうが、より大多数の人に免疫が付くので、
米国では1歳で1回目、4-5歳で2回目を受けるのが一般的なスケジュールになっています。
しかし、2回受けても免疫のつかなかった人がたまにいます。(これがまさに、大多数の人がワクチンを受けないと”群れ”全体が守れない理由です。)

一般の大人でMMR接種歴の証拠のない方は、MMR1回接種をすることが勧められています。
大学生、海外旅行する人、医療従事者などには2回接種が勧められています。過去に1回接種した方の場合は、追加の接種を1回すればOKです。

過去子どもの時分にMeasles (麻疹=はしか) だけとか、MR(麻疹と風疹)の2種混合だけを受けた成人が、米国でMMR を追加で受けてもなんら問題はありません。(繰り返しますが、生ワクチンですので、免疫不全の方や妊娠中の方には不適切です。
また、予防接種歴を無くしてしまった方が、仮に3回目や4回目のMMRを受けたとしても、特に問題はなく、
むしろ生涯免疫の可能性が高まるわけなので、とくにお子さんやお孫さんなどと触れ合う方には、
確実にワクチンを受けておくに越したことはありません。

MMRについてのCDCの解説の日本語版のリンクはこちらです。

ワクチンを受ける場所ですが、PCPのオフィスのほか、薬局でも受けられます。
アメリカの医療保険に入っている場合、多くの予防注射は予防医療の観点から費用の患者負担が不要のことが多いですが、
海外旅行保険で来られていたり、現時点で医療保険がない方は、自費でカウンティのImmunization Clinic を利用するのも一つです。
費用のリストも明瞭です。

小児および25歳まで(26歳未満)の方でしたら、Ronald McDonald Care Mobile でワクチン接種をすることも可能です。(無料)MMRに限らず。

患者ー医療者関係のないところでの医療助言の限界について、ご理解いただければ幸いです。
そして、ご自身のPCPをこういった質問を気軽に投げられるリソースとして、ぜひご活用ください。

 


以上。最後の、質問を気軽に投げかけられるリソースとして、PCP(かかりつけ医)を利用するというのが特に重要。そして、まだPCPがいないニューカマーの人たちに対して、PCPとの関係を作れるようにサポートするのがまた重要。

2023年4月17日月曜日

久々の日本式履歴書に面喰う

 日本の知人から講義を依頼され、履歴書を書くことになった。

初めにびっくりしたのは、名前の次の項目が性別と生年月日だったということ。アメリカにいると、性差別はもとより、年齢差別も禁じられているので、こういう項目が聞かれない。自分の代名詞をたとえば (she/her) などと書いておけば、先方に親切だけど、she だからといって性別を主張しているわけではない。

次に、学歴とか、職歴を書く欄があったのだが、添付文書(あらかじめ2ページにまとめたresume)をご参照ください。と書いただけでは駄目であった。そして、学歴や職歴は古いものから新しいものの順に書くところがまた驚いた。

こういうところを細かく知人が親切に直してくださって幸いだった。




2023年2月19日日曜日

Mirena ミレーナの適応期間は8年に延長

 progestin IUS のひとつ、Mirena(日本語名:ミレーナ)、米国の添付文書は昨年8月にアップデートされて、避妊薬としては8年までOKと書かれるようになった。前からoff-label で8年使っていた方もいた一方、5年まで、とか、7年まで、という旧添付文書情報をフォローしていた方に会ったので、ご紹介しておく。

なお月経過多の治療薬としては5年だけども、もし順調だったら8年まで延長して使うこともありえるだろう。


新しい米国内の添付文書:

https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2022/021225s043lbl.pdf

こちらは日本のミレーナの添付文書:

https://pharma-navi.bayer.jp/sites/g/files/vrxlpx9646/files/2021-12/MRN_MPI_202112160.pdf

製品としては同じだけど、使用期間は5年と書かれている。


2023年1月3日火曜日

破裂した水道管のつづき


先日破裂した水道管。写真中央の黒っぽく写っているのが、穴の空いたところ。

雪の中で車ごと動けなくなって救助を待ちながら亡くなった方を始め、各地で計60人以上が亡くなったと聞く。気の毒でならない。

このあたりは、雪は大したことなかったけど、マイナス20℃位が3−4日続いた間に、ウチみたいな古い家だけでなく、大学や医療機関の建物の水道や暖房にもあちこち影響した模様。

11月の日本帰国中にこういうことにならなくてよかった。寒い季節に何日も家を空けるときは、こういうときのために、信頼できる人に鍵を預けてからでかけるべし、という教訓。

ところで、水道管が破裂したのが、夜何時頃だったか全くわからないので、一体どのくらいの水が地下に流れていっていたのか不明。来月の水道代の請求までは、なんとなく心が落ち着かない。でも、この寒波中に命を落とした方々のことを思えば、なんでもない。


2022年12月27日火曜日

寒波:あまりの寒さに水道管破裂

 先週金曜日からの寒波はただものではなかった。

金曜日、ほとんどの患者さんはもともとtelemedicine (ビデオ診療)の予定だったのだが、最後の2人だけはライブ(しかもtelemedicine にしませんか、と前日促したが断られた)だったので、朝早くからバスを待った。バスが遅れていたので、歩いていくことを試みたが、あまりの風に体が浮いた。なので、仕方なくバスを待った。幸い8分遅れくらいで telemedicineをはじめることができた。しかし、ラスト2人、ライブの患者さんは結局来なかった。。。

午後からますます気温が低下。ついに -5F°に。これって摂氏ではマイナス20度超。

こうなると、さすがの犬も、外を歩くのはきつそうで、3本足で辛うじて歩行。家の周りをほんの数分歩くのがやっと。人間と犬の身支度をする時間のほうが長くかかる。

クリスマスの朝には、バスルームの水道管が破裂して、ジャバジャバと水が地下に流れていた。幸話には聞いていたけど、本当にこういうことが起こるのね。しかし、おかげで湿度14パーセントくらいだった地下の湿度も普通になった。

昨日26日(月)はクリスマスの振り替え休日で、せっかくの3連休だったけど、あまり気の休まぬ週末だった。水道屋さんが午後には来てくれるといっていたけど、ウチみたいなお客が多かったのか、ついに現れなかった。


2022年12月20日火曜日

久々の一時帰国

 先月日本を訪ねた。不妊治療(すべて不成功)とCOVIDでなかなか帰国できなかったので、なんとほぼ4年ぶり。こんなに期間が空いたのは初めて。

ひさびさの日本の印象:

  • 空港でVisit Japanのアプリを確認する係の人がやたらめったらたくさんいた。
  • でも、結局だれもVisit Japan のアプリのQRコードを確認していなかった気がする。2時間がかりの努力はなんだったの。
  • ケーキなどのデザート類が食事よりも高い。
  • プラスチックのパーティションがたくさんある。お店のレジだけでなく、レストランのテーブルの上にも。料理番組で、教える人と習う人の間にもキャスター付きのパーティションを置いたり。TV徹子の部屋で、ゲストと徹子さんの間にも大きなパーティションがあった。
  • 空港やデパートの温度設定が高い。暑くて調子くるった。とほほ。
  • 電車を待っているときは皆お行儀よくならんでいるのに、いざ電車がくると、列の後ろの人がドヤドヤと入っていくのは、どうも納得がいかなかった。(前からこうだったっけ?)
  • 田舎の民宿のスタッフの人たちはとても気さくだった。ダム関連の工事などで、民宿に何ヶ月も滞在しながら働いている方たちもいることを知った。頭が下がる。
  • 空港近くのレンタカー会社がどこも車が出払っていた中、最後に調べたニコニコレンタカーは唯一空きがあった。お店の人がすこぶる親切で、次からも使おうと思った。場所はすこし空港から離れていたけど、空港と店舗間を送り迎えしてくれたので、他社よりむしろ便利だったかも。




2022年2月13日日曜日

子芋の初代ブログ、消える

 Emory University留学時に書いていたブログが、消えていた。

なんせ、2007ー2008年時点の内容なので、もはや読む人には価値がないとおもうけど、自分の記録として保存しておけばよかったなー、と思う。

幸いこのブログはまだ消えてないけれども、放置していると二の舞になるかもしれないので、また書いていこうと思う。


2022年1月17日月曜日

マスク反対、かつワクチン反対の保護者への対応に困る

 ピッツバーグを含む、アリゲニー郡のコロナウイルス感染者は、ここ1-2週間でぐっと増えている。数日前は、ピッツバーグ子ども病院の看護部長が、全国ニュースでインタビューされていた。

こういう状況であっても、コロナウイルスワクチン対象年齢の自分の子どもに、なお断固ワクチンを受けさせない、という保護者はいまだなお多い。どういう理由で受けさせたくないのか、サポーティブに聞いていくように心掛けているが、先週は、ワクチンだけでなくマスク着用すら反対だという保護者と出会い、心底困った。その保護者自身が医療関係者だというので、余計に心が折れそうになった。

人間だれしも死亡率は100%だけれども、ワクチンなりマスクなり、使える予防策は活用して、防ぎうる余計な感染症や合併症は避けられるに越したことないやん、という基本理解が共有できず、むしろコロナウイルスに喜んでかかります(&かからせます)という保護者。けれども、いざかかったら、入院したら、あなた方だけでの問題で終わらない。

そして、あなた方からさらに他の誰かに感染を広め、その感染者だけでなく、まわりのクラスメイトや先生や、医療者がみーんなシワ寄せを食うのである。




2021年10月16日土曜日

人と同調して生きるプレッシャー、で思い出したランドセルの件

とまとまんが、この記事面白いよ、というので、以下の記事を読んだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/123839f909c17ea90ae5848ba4540671b105596e

同調を求められるプレッシャー、で思い出したのは、父の仕事の都合で西ドイツ(というと年齢がわかるね)に1年3か月住んで日本に帰国し、いきなり1年生の6月に小学校に行った時のこと。しかも、父が買った、ドイツのランドセルを背負って。

https://holaergo.com/pages/scout この写真の70-80年代の商品に似ていた。写真のような反射板もついていた。(ドイツの冬の朝は真っ暗。)

日本でランドセルのバリエーションといえば赤か黒かしかなかった時代に、ドイツの大きくて派手なランドセルを使うのは、嫌でも注目を集める。ただでさえ「転校生」というのはいろいろ面倒だが、こういう異質なもので入っていくと、なおさら。

でもすぐに分かったのは、このランドセル、軽くて大きいおかげで、教科書やノートだけでなく、いろいろな道具(書道セット、絵具セット)や体操服・給食の白衣もろもろがバンバン入るということ。それで結局6年間使った。

当時、学校はとくに文句を言ってこなかったので、そのまま押し切り。

アメリカから日本に帰国した方が、子どもが重いランドセルを背負ってとても苦労している話を聞かせてくれた。家に毎度持ち帰らなくてもいい教科書は学校に置いてきてもいいとか、もっと背負いやすくて軽いバックパックを使ってもいいとか、そういう柔軟さがなくて、一律に、決まった形のランドセルに、ぎっしりいるものもいらない物も詰めて、毎日えっさほいさと担いでいる子どもたちが気の毒。(しかも手には結局体操服や絵具セットを持つわけで。)

みんなと同じ、であることに、やたらめったら気を使って、エネルギーを消耗してしまう一例。

ちなみに、子芋は、幼稚園の制服を最後に、小・中・高校時代は制服がなかったので、日本育ちの日本人としては、かなりラッキーだったと思う。でも、体育館シューズとか、体操服・ジャージとはやっぱり指定されてたなー。

2021年7月28日水曜日

鳥の種類

 最近お送りしてます、鳥シリーズですが、鳥の種類が気になりますか?

友人たちの間では、次の名前が挙がってきています。

  • house finch
  • pine siskin
  • wren
  • warbler



親鳥は、玄関が開くと、さっと逃げて、水やりが終わると戻ってきます。

2021年7月27日火曜日

ひな、音に反応す

 ビデオって、貼り付けられるのかな。


7月21日のビデオ

2021年7月26日月曜日

鳥誕生

7月17日、 鳥2羽誕生。梅干しに毛が生えたような姿。


真ん中の巣にあった4つの卵のうちの2つが孵ったもよう。手前の巣の1個の卵は変化なし。

真ん中の巣にあった残り2個の卵はいつの間にか行方不明。

2021年7月25日日曜日

ハンギングバスケットに鳥が巣を作った

 軒下に吊っている鉢に、鳥が巣を作った。それも、3つあるハンギング・バスケットうち、よりによって子芋が一番気にいっている鉢に。

はじめは、なぜこんなに草が真ん中に入っているんだろう、という感じだった。(巣には見えず。)次第に、明らかに中心がへこんだ巣の形になった

その後、同じ鉢のなかに、さらに巣がもう一つできた。


一番多いときで、真ん中の巣に4個、すぐ隣の巣に1個、計5個の卵があった。以上、7月6日の写真。

2021年1月11日月曜日

メリーさん旅立つ

メリーさん(仮名)は、子芋がアトランタから西ペンシルバニアに引っ越してまもなく、雪の日にうっかりロックアウトしてしまったときに救ってくれた近所のおばあさんだ。その1年後、ピッツバーグに子芋が引っ越したのちも、何かの帰りに立ち寄ったり、電話・手紙でずっとつながっていた。

今日、普段と違う時間帯にメリーさんから電話がかかってきた。出ると、メリーさんではなく、メリーさんの息子さんだった。メリーさんは年末脳卒中で入院し、その後COVIDに感染し、週末静かに息を引き取ったと。子芋に電話するようにと頼まれていた、と。

最期に話したのはThanksgiving の頃だった。いつもの元気な声で、"My sons says I'm too independent!" と相変わらず言っていた。クリスマス前に出したカードの返事がなく、年明けに電話した時も出なかったので、また入院したかな?とは思っていたが、亡くなってしまったとは。

メリーさんは子芋と50歳違いだったが、本当に友達だった。

メリーさんの部屋はいつ行ってもホテルのように片付いていた。体調がすぐれなくて落ち込み気味の時も、ひ孫のためにスクラップブックを作ったり、言葉探しのパズルに熱中したり、と一人でもできる楽しみを見つけるのがうまかった。

昨秋は映画『影武者』を見て、映画はよかったんだけど、「カゲムシャ」ってイタリア語で「やわらかいウンチ」のみたいに聞こえる、と大笑いしていた。(cacca moscio?)  メリーさんは小さいときにおばさんとイタリア語で会話していたらしい。

人間の死亡率は100%だし、90歳代だし、旅立ちは「おかしなこと」ではないけれど、やっぱり悲しい。

メリーさんに関する過去のブログ記事

メリーさんの口癖
  • Everything has a reason.
  • I pray for you.
  • People these days have forgot about respect. You've got to have a respect.
  • My son says I'm too independent but I can't help it. I've always lived my life independent. 
  • I have to take my medicines, so I'll let you go.
  • We shall talk again.
  • Be careful!



2020年11月9日月曜日

同年代のNP学生のプリセプターをした経験

これまでNP学生のプリセプター(実習指導者)を務めてきた際、おおむね20歳代後半ないしは30歳代前半くらいの学生ばかりだった。この秋に来た学生Aさんは、自分と同じ40歳代で子どもが2人いる(子芋は子どもいないけど)方だった。学部の専攻は看護と違う分野で、一度仕事をしてから大学に入りなおして看護学士をとり、看護師として働きながらNPを目指してきた人である。

看護師としての経験はもとより、看護師になる前にしていた仕事の経験、子どもの慢性疾患と付き合った経験、また家族を亡くした経験など、人間としていろんな経験をしてきていることが、NP学生としてのAさんの存在・深みを作ってきているなと思った。

非常に勉強熱心で、よい質問をたくさんしてくれた。COVIDのさなか、実習先の確保がなかなか難しい中、実習をしたい学生は山といるが、Aさんのように一緒に気持ちよく働ける人と出会えてよかった。

とはいえ、やはり学生を育てるのは大変で、お、戦力になってきたぞ、と思うころに実習が終わる。今学期はAさんに続いて、Bさんが実習に来る。二人ともかつての子芋のように実習先を自ら確保しないといけない立場。

Aさんが実習が終わった時に送ってくれたお花。違う角度から撮影。