2017年1月10日火曜日

病院に入院中の家族が泊まれる宿

父の転院先は、実家から高速道路を使って1時間余りかかるところだった。母は高速道路の運転に慣れないので、病院のそばにアパートを借りることにした。

通常のアパートは、やはり契約期間が1年とか2年とかあり、また敷金や礼金もあるので、このさきどれだけ滞在するかわからない身には敷居が高いし、不動産屋・大家さん側も乗り気になってくれないということが分かった。

AirB&Bとかシェアハウスも探したが、すぐに入れて、かつこの先数週間続けて滞在できるところは見つからなかった。

それで、結局、ウィークリーマンションを契約した。インターネットで空室検索も契約もできて便利だったが、人数が増えたとき、減った時にいちいち連絡を入れないといけない、とのことで(そのたびに布団を借りたり、返したり。人数が増えるときに料金が増えるだけでなく、布団を返す時に引き取り料が毎回発生)あほらしいので、子芋や妹が時々泊まってもよいように2人入居ということで申し込むとかなりの金額になってしまった。

申し込んだ翌日に入居できてよかったが、あまりの狭さと、貧弱な作りに、涙が出た。母は、ただありがとう、ありがとう、という感じで、気にもしていないようだったが、それがまた子芋にはこたえた。

きっと日本全国、いや世界中に同じような境遇の家族がいるんだと思う。子ども病院の周辺には、マクドナルドハウスが整備されているところもあるが、大人の患者の家族にも、帰ったらちょっと落ち着ける滞在先がいるよなぁ。

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