2011年6月5日日曜日

3年ごとの患者満足度調査

先週オフィスマネジャーが、2007年度と2010年度の患者満足度調査の結果比較を見せてくれた。予約の取りやすさ、診療時間、場所、電話対応などといった項目別に患者さんたちが5段階評価で評価してくれた数値の平均がスコアとして出ている。

2007年時点では組織平均を下回っていた項目が、今回はおおむね平均に届くか、届かなくてもぐっと伸びを示していることにほっとした。それ以上に、「この診療所で一番何が気に入っていますか?」という自由回答タイプの質問に対し、「フレンドリーなスタッフ」、「ナースプラクティショナー」、「話をよく聞いてもらえて安心できること」、「よく説明してもらえること」などのコメントが、時に私の名入りで書かれていることにものすごく励まされる。

さぁ、今週もがんばるぞー

2011年6月4日土曜日

マーケティング活動

最近、AクリニックとBホームの2箇所に、自分の診療所について説明に行く機会が続けてあった。

Aクリニックは無保険の患者さんを専門に診ているところ。そこで働く医師や医学生に自分の診療所の説明を手短にした。患者さんに渡すのに便利なように、各種パンフレット類を整理してファイルしたバインダーも持っていった。

Bホームは、主に10代の子どもたちの自立支援をしている施設。そこのスタッフの研修会に呼んでもらって、自分達の診療所がどんなことをしているかスライドを使って紹介した。性感染症について少し話してほしいということだったので、クラミジアを例に話した。避妊方法に関しては各種方法の模型を持っていって会場で回した。(ここがいちばん盛り上がった)

個々の患者さんに話すは慣れているけど、たくさんの人の前で話すのはやっぱり緊張してしまう。ま、やるっきゃない、と開き直ってやるんだけど。

この手の仕事をマーケティング活動としてのみ捉えると、自分にとってはあまり面白みがない。だけど、診察が必要と思っていながら方法がわからずにいる人や、そもそも診察が必要だとも思っていない人に受診の道を作るための活動だ、と思うと、途端にやる気がでる。4月に行ったコルポスコピーのカンファレンスでは、検診を受けてない人をいかに取り込めるかが何よりの予防だ、ということを再三言われた。その言葉がまだ頭に響いてる。

2011年6月2日木曜日

被災地に行った医師の報告会

ピッツバーグでは約2週間前の土曜日に、震災被災地に行った日本人医師4人による報告会&座談会がありました。ピッツバーグ周辺に住む約35人の一般日本人が参加しました。(加えて子どもが10人来て、ベビーシッターが3人では足りないくらい。)それぞれ違う組織を通して、別の地域(被災地といっても広い)に、かつ少しずつ違う時期に被災地に入った各氏から、それぞれの形の報告を聞くことができました。

早くも震災発生後4日後くらいに被災地に入っていた医師からは、まだまだ医療物資が不足していて医療としての活動は十分できなかったと。でもそんな中、ハーシーのチョコレートが思いのほか大人にも子どもにも喜ばれ、魔法の薬と思えるくらいに重宝したそうです。(ペンシルバニアに住むものとして、何だか嬉しくなる報告。)その後に行った医師たちは医療物資が少しずつ整ってきた中で活動されていた様子でした。震災後1ヶ月前後行った医師は、電柱がものすごい勢いで建っていっているようすをみて、復興の力を感じて胸いっぱいになったと語ってくれました。

また、ピッツバーグにいながらにして、さまざまな方法(チャリティーコンサート、ベークセール、大学内での募金活動など)で活発に活動してきた人たちの紹介や意見交換も自然なかたちで進んで、いろいろな人のいろいろな思いが共有できる場になりました。笑いあり涙ありの2時間強。

一般市民として何ができるか、という話では、
今までの自分の生活の見直し(例:節電)とともに、経済活動をしっかり行うということが大事である、というコメントが私にとってとても印象に残りました。これらは募金や医療・物資支援がひと段落したあともずっと大事だなー、と私は思いました。

昼の12時を回って、子どもたちが待ちきれなくなる中、座談会は打ち切りになってしまったのですが、もし時間があったら、私は香山リカのコラムを紹介したいと思っていました。これは毎日新聞の連載なのですが、震災発生後から10回にわたり震災ネタが続いていました。毎週このコラムを読んでいて、私は気持ち的にとても助けられました。もしよかったら、ごらんください。

2011年6月1日水曜日

緊急避妊薬ノルレボ発売

あすか製薬が、緊急避妊薬ノルレボ錠0.75mgの販売を5月24日に開始した。ミクスOnline の記事によると、あすか製薬社長が希望小売価格は1万円くらいと述べたということだ。薬の価格に加えてさらに受診にともなう費用が発生するだろう。(日本では処方箋がないと、この薬は手に入らない) そうすると、総費用はもっと高額になってしまう。

このあたりの薬局では、Plan B one step が大体50ドルくらい、Next Choice が40ドルくらいである。これでも高い(特に学生にとって)と思っていたが、処方箋なしで買える(17歳以上であれば)だけ、まだ状況は恵まれているといえる。

ともかく、ノルレボという手段が日本に合法的に加わったことを歓迎したい。価格・処方箋の必要性など、課題はあるが。

ノルレボ処方の際に、通常時の避妊方法をカウンセリングすることがすんごく重要だと思う。残念ながら避妊方法の選択肢は、アメリカより日本のほうがぐっと少ない。Nuvaring(膣に入れる直径4.5cmくらいのリング)、Ortho Evra (皮膚にはるパッチ)、Implanon (皮下に埋め込むちっちゃな棒)―――こういった方法を取り入れることで、やっと避妊を自分のものとした患者さんをたくさん診ているので、少ない選択肢の中で選ばないといけない日本の女性が不憫である。製薬会社がこれらの方法を日本に持ち込まないのは、日本では需要が乏しい、採算がとれない、と思っているからだろうか? 



2011年5月31日火曜日

家じゅう大公開ごっそりセール

つい2,3週間前の土曜日の朝のこと、隣のおじいさんの家の前に朝から三々五々人が集まって来ていた。ガレージの前には、おじいさんの使っていたものと思われる歩行器が2,3台並んでいる。ハウスメイトのナナコさんは、「小芋ちゃん、悪い予感がするのよ。」と。

おじいさんの家では、ガレージセールならぬ、estate sale、要は「家じゅう大公開ごっそりセール」が始まっていた。ペンチやドライバーなどの工具の数々、傘、使いかけの文房具から、食器類、本棚に入っている本・雑誌、台所用品、クローゼットに入っているコートや靴、使い古したタオルまで。亡くなったおばあさんが使っていたと思われる裁縫セット、編み針、毛糸、それに写真をすべて抜き取って空にした写真たての数々も。洗面所には歯磨き粉とか面棒など、ふつうにまだまだ使えそうなものもたくさん。大きなところでは、ソファー、照明器具、テーブル、椅子など、使われていた家具がそのまま売られている。

3階建ての家の各階には店員というか、おっちゃんが1人ずついて、会計はガレージにいるおっちゃんがレジを打っていた。

私はナナコさんの言葉を真に受けていたし、なにより歩行器が売りに出ているのを見た時点でおじいさんは亡くなったもの思った。そして神妙に家の中をさーっと見るだけ見た(結局何も買わなかった)のだが、実はおじいさんは生きていらして、夕方車を運転してどこからか元気に帰ってきた。

後で聞いた話だが、おじいさんはこのたび家を売りに出し、自分はどこか別のところに引っ越すことになったらしい。それで、売れる持ち物は売っちゃえ、と業者を雇ってこのようなセールを開くに至ったようだ。ちなみに、午後1時からは全品半額セールだった。家の中身はそうして売れていって、売れ残りだけがゴミとなったわけだ。で、肝心の家自体だが、こちらも売りに出したその日に買い手がついて、見事に売れたらしい。

今回、このセールを目にした自分への覚書:
1.持ち物はなるべく少なくすべし
2.特売だからといって、自分が管理できないほどには買いだめしない 
  (自分が死んだあと、大量の生理用ナプキンとかでてきたら、発見した人が困るだろう。)
3.気に入ったよいものは、大事に使う。いいものは、古くても売れるかも。誰かが使ってくれればゴミにならない。
4.どんなにお気に入りのものでも、墓場までは持っていけない
5.ときどき引っ越したほうがいい

なお、ウィキペディアによると、estate sale とはガレージセール・ヤードセール・オークションなどの一種で、最近亡くなった人の遺品をごっそり処分するときや、高齢者住宅や介護施設などに移り住むにあたって所有物を処分する必要があるときに行うもの、というように説明されている。(これは私なりの意訳なので、詳細はこちらを。http://en.wikipedia.org/wiki/Estate_sale )





2011年5月30日月曜日

150%人生

日本から戻って以来、年次評価表の締め切りがあったり、マーケティング活動のためにスライドを作ったり、ボランティアとしてやっている在ピッツバーグ日本人向けの催しがあったり、チャリティーイベントでバイオリンを弾いたり、はたまたアメリカ弟の結婚式があったり、と予定が立て込んだ。

仕事のためどうしてもやらねばやらないこと、自分で好きで入れた予定、前から人に頼まれていたことなど、その一つ一つは大きなことでなくても、これらが一気に重なるととても窮屈になった。

それを見かねて、とまとまん は、「いつもいつも150%で生きとったら、長生きせえへんで。」とぴしゃり。がーーーーん!! 何も予定がないからと予定を安易に入れるのではなく、土日の少なくとも1日は「空白」という予定を入れないといかん、と注意された。つまり、「空白」が先に予定として入っているので、もはや後から予定は入れられない、ということである。

毎日毎日予定がいっぱいでもこなせてしまう人もいる。でも私は確かに、がーっと忙しかった後は、引きこもりをする静かな日がないと、バランスが取れない。愚痴の聞き役 とまとまん ならではの忠告。

長旅から昨夕戻り、引きこもりの今日(祝日で休み)は、車を洗い、料理7品作り、洗濯、アイロンがけ、メール整理、そして久々のブログにいそしんだ次第。

弟の結婚式翌日

結婚式翌日、ホテルやモーテルに分かれて泊まっていた親戚一同が、Cayuga Lake State Park のキャビンに集合。ここにはアメリカ弟1と弟2の一家が泊まっていた。パスタサラダを作って食べ、あとはのんびりとたっぷりとおしゃべりをしたり散歩をしたりした。夕方はハンバーグ・ホットドック・アスパラガスなどを焼いて食べた。

夜はおばさん2人とおばあちゃんと一緒の部屋だった。もう1人のおばさんも加わって、12時まで話し込んだ。子育て真っ最中のおばさんや子育てがひと段落しつつあるおばさんたちが、これからの人生で何をしたいかを熱く語ってくれた。おばあちゃんが、やりたいことは後回しにしないでやっておきなさいよ、と言っていた。

今回の旅では約900マイル走行した。行きも帰りも運転はくたびれたけど、いつもだったらなかなか会えない家族と会えたのが何よりよかった。(内訳:ナッシュビルの弟1一家、ボストンの弟2一家、ユタ州の大学に通う妹、ニューメキシコ州に引っ越した両親+弟4と弟5、ミシガン州のおばあちゃん、インディアナ州のおばさん2人、ワシントンDCのおばさん一家、それに今回結婚した弟3とその相手、以上。)